属名と特徴

正式な名称:

Sophronitis Lindl.

日本語仮名:

ソフロニティス(属)

異名や別名:

Sophronitis

属名の略字:

Soph

名前の由来:

Sophronitis(ソフロニティス)は南米のランの他の属である Sophronia の小柄のものという意味でした。現在では SophroniaSophronitis と同じとして使用されなくなりました。
ギリシャ語の sophronia といえば、「純潔な」もしくは「慎み深い」という意味で、Sophronitis cernua は該当しますが、Sophronitis coccinea にはほとんど該当しません。

歴史的経緯:

John Lindley によって 1827年に Botanical Register に発表されました。当時は Epidendrum や8 個の花粉塊を持つ Laelia の同類とされていました。

主な自生地:

ブラジル東部及びパラグアイ

所属種の数:

9 種 (小さな属です)

植物の特徴:

小型の着生種もしくは岩生植物

茎 Pseudobulbs 

バルブは根茎上に密生し、それぞれにたった一つの葉をつけます。

葉 Leaf 

革質で、やや直立もしくは直立しています。
葉は卵形ないし卵楕円形、先端はやや尖っているか丸みを帯びています。

開花部 Inflorescence 

1花茎1花、稀に2花あるいはそれ以上をつけます。

花 Flowers 

華やかな、多くはスカーレット、紫、もしくはオレンジレッドで唇弁に黄色があり、植物の大きさの割に花はおおきい。
花は6−7cm まで;ペタルはセパルよりもかなり広い。

萼片 Sepals 

長楕円形で、ほぼ同じ様な形で散開します。

花弁 Petals 

幅は広く、散開します。

唇弁 Lip 

他の花披片よりずっと小さく、直立し、カラムの根元では無柄もしくはカラムに短く側(沿)着していて、全体もしくは3裂し、下部でカラムをくるんでいます。

カラム Column 

短く、太く、柱頭の側面にやや花弁状の翼が両側にあります。花粉塊は8個で、4個ずつ2組になっています。

分類の指針:

-

栽培の環境:

冬の最低気温は 10-12 度、これらの矮性植物はシダの繊維の上やコルクや浅い皿でも育ちます。湿度とやわらかな日陰のもとにおき、決して乾きすぎないようにします。しかし、冬の間の水やりには注意が必要でしょう。

引用文献等:

Bechtel, Helmut - The manual of cultivated orchid species.
Fowlie, J. A. M. D. - The Genus Sophronitis(Orchid Digest,1987)
Withner, Carl L. PhD. - Key to Sophronitis(Nine species),1994

その他情報:

この属の植物、中でも Soph. coccinea は他のカトレヤ近縁属との間で交配され、鮮やかなスカーレットや赤色の花や幅の広い花弁を持った花を作出しています。