内容 17世紀末のロシアの史実に基ずき 作曲者ムソルグスキー自身の台本で 「民衆の音楽ドラマ」と題して作曲されたが、彼が声楽譜をほぼ完成した 段階で他界してしまった。 最終的にドミートリー ショスタコービッチ(1909-1975)が、1959年に原作に忠実に管弦楽 化して、 初演は1960年レニングラードで行われた。 5幕 ロシア語
あらすじ
第1幕 モスクワ赤の広場。1682年 モスクワ銃兵隊が暴動を起こし、その結果イワンとピョートルの 2人の皇帝が並立し ソフィア皇女が摂政となった。銃兵庁長官イワン ホヴァンスキー公(バリトン) は ソフィアの追い落としを狙い、分離派教徒を利用している。貴族シャクロヴィトゥイ(バリトン) が 書記に金を握らせ脅迫して「イワン ホヴァンスキー公が 息子のアンドレイ ホヴァンスキー公 (テノール)を皇帝にして、自分が摂政になろうとしている」という密告文を書かせる。 アンドレイはドイツ娘のエンマ(ソプラノ)を 口説こうとするが、かつての恋人で分離派教徒の 修道女マルファ(メゾソプラノ)が 2人を引き離す。分離派教徒の指導者ドシフェイ(バリトン)は ロシア正教の伝統的信仰を守る事を強調し 神に祈る。 第2幕 摂政ソフィアの寵臣ゴリーツィン公(テノール)の邸宅にホヴァンスキーが来て 言い争いになる。 ドシフェイが仲間同志で争わず ロシアを救えと説くが、ゴリーツィン公は賛成しない。シャクロ ヴィトゥイが現れ ホヴァンスキー父子の陰謀が密告状で発覚し、ピョートル帝が”ホヴァンシチーナ(ホ ヴァンスキー父子)を捜せ”と命じた告げる。 第3幕 銃兵居住区で マルファが アンドレイへの想いを込めて歌う。書記が 別の居住区が ピョートル帝の兵に攻撃されたと告げ、銃兵達は ホヴァンスキーの家に行き ピョートル帝と戦う ように求めるが、ホヴァンスキーには 出動の決心がつかない。 第4幕 第1場 気分のすぐれぬホヴァンスキーは 邸宅で小間使いの宴会を開いている。 ゴリーツィン公から「災難あり用心せよ」と使者が来るが、彼は軽くあしらう。シャクロ ヴィトゥイが来て、摂政ソフィアが ホヴァンスキーの出席を要請していると罠を掛け、ホヴァンスキー は 知らずに出かけ 殺されてしまう。 第2場 民衆が 追放されるゴリーツィン公の馬車を見送っている。マルファによって暗い運 命を知らされたアンドレイは 怒って銃兵を呼ぶために角笛を吹くが、銃兵達は 皆逮捕 されていて、それによって全てを知ったアンドレイは マルファに救いを求める。 第5幕 分離派僧院で ドシフェイは、"屈服して信仰を捨てるよりは焼死しよう"と教徒 に 殉教を呼びかける。ピョートル帝の軍隊ラッパが聞こえ 教徒達は炎に包まれ、突進して 来た兵達が呆然と見守る中 幕となる。
「Khovanshchina」の文頭へ戻る
上演されたオペラへ戻る
モネ情報へ戻る