オペラ

「L'Enfant et les sortileges」
[子供と呪文]


内容

第1次世界大戦中 パリオペラ座の監督ジャック・ルーシュが“魔法の娯楽”を企画して、フランスの女流作家 Colette(1873−1954)に台本を依頼し、コレット夫人は作曲者に強くラヴェルを推薦した。ラヴェルはこのオペラに「2場による叙情的ファンタジー」という副題をつけた。魔法の世界の美しい作品。2場 フランス語

あらすじ

第1場 ノルマンディー地方の旧家の子供部屋。宿題をしない事でママ(メゾソプラノ)から厳しく叱られたいたずらっ子(メゾソプラノ)が、家具を壊したり飼っている動物を苛めたりして憂さ晴らしをしている。すると突然、家具が子供に挑戦してきたり、子供が破った絵本の中からお姫様(ソプラノ)が出てきて話し掛けたりして、彼はただ驚くばかり。苛めた牡猫(バリトン)が人間と同じ大きさになって、牝猫(ソプラノ)と猫語で愛のデュエットを歌い、窓から出てゆくので子供もそれを追って外へ出る。

第2場 夜の庭では雨蛙(テノール)、梟(アルト)、夜ウグイス(ソプラノ)の鳴き声が聞こえて来る。子供が木の幹に寄りかかると、木(バス)が「お前にやられた傷が痛む」とうめき、トンボ(メゾソプラノ)は「お前に捕まえられた私の恋人を返しておくれ」と詰め寄る。コウモリ(ソプラノ)やリス(ソプラノ)も一緒になって子供の悪い行いを責める。リスが足に怪我をすると子供が自分のリボンで傷を縛ってやるので、その親切な行いを見た動物達は「この子も良い子になったのだ」と去って行く。子供がママと呼びながら家に帰ってゆき幕となる。


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