オペラ

「Don Pasquale」
[ドン・パスクァーレ]


内容

作曲者とG.Ruffiniの台本による オペラブッファ形式の喜劇。3幕イタリア語

あらすじ

第1幕 第1場 独身の老人ドンパスクァーレ(バス)は、親友の薮医者マラテスタ(バリトン)に自分の花嫁探しを頼み待っている。やっとマラテスタがやって来て「お望みの女が見つかった。天使の様に美しい、自分の妹だ」と言い、ドンパスクァーレは大喜び。そこへ彼の甥エルネスト(テノール)が来る。パスクァーレはエルネストに「以前から勧めている縁談に応じるならば財産を相続させてやる」と言うが、若い未亡人ノリーナを愛しているエルネストは、それをキッパリ断る。腹を立てたパスクァーレは「お前の相続権を取り上げ、自分が嫁を貰う」と宣言。エルネストは彼がマラテスタの妹を嫁にして自分が相続権を失えば、ノリーナとの結婚も不可能だと絶望する。
第2場 ノリーナ(ソプラノ)が自宅で本を読んでいるとエルネストからの手紙が届く。やって来たマラテスタが、ノリーナの哀しげな様子に気付いて手紙を読むと、それは絶望したエルネストからの別れの手紙であった。が、マラテスタは「ノリーナを自分の妹に仕立てパスクァーレと結婚させ、後はノリーナが出鱈目をすれば老人はきっと後悔する」と自分の計略を述べる。ノリーナもその案に同意して、早速純情な田舎娘になりすます稽古を始める。

第2幕 エルネストが遠国に旅立つ決意とノリーナへの変わらぬ純愛のアリアを歌い退場。マラテスタが正装のパスクァーレの所にヴェールを被った妹(実はノリーナ)を連れて来る。彼女が「結婚を承知する」と言うのでパスクァーレは大喜び。そこでマラテスタは偽の公証人(バス)を連れて来て、パスクァーレが結婚契約書にサインする。ノリーナも署名しようとするその時、何も知らないエルネストが叔父に別れを告げにやって来て、その様子を見て仰天。マラテスタは計画がおじゃんにならないように躍起になり、ノリーナは署名し、エルネストも騒ぎの中で証人としてサインさせられてしまう。ところがこうして結婚が成立したとたん、花嫁ノリーナは「ここでは全て私が指図するのよ」と宣言、態度を豹変させ大騒ぎとなる。

第3幕 第1場 出鱈目を続けるノリーナは、結婚初夜であるのに「外出する」と言い、「離縁だ」と言うパスクァーレに構わず出て行く時に、逢い引きの手筈の書かれた手紙をわざと落とす。それが計略と知らないパスクァーレは怒り、マラテスタを呼ぶ。マラテスタは「逢い引きの場所に隠れていて、もし不貞が事実だったら新妻を追い出してしまえ」と提案する。
第2場 エルネストのセレナードを合図にノリーナが出て来て2人は愛の2重唱を歌う。パスクァーレとマラテスタが踏み込みエルネストは隠れ、ノリーナとパスクァーレは大喧嘩。そこでマラテスタが「新妻を離縁してエルネストに望みの結婚を許し、年金を与えるように」と提案し、結婚はこりごりのパスクァーレは同意する。その後彼はエルネストの恋人が新妻になりすましていた真相を知り仰天するが、それをとやかく言う気にならず、マラテスタの「ブラーヴォ ドン パスクァーレ!」で賑やかに幕となる。


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