<ダイヤモンドのカラット(重さ)>

* Carat ( weight ):重さ(カラット、ct. で表示されます)  


カラットの語源と実際の重さ


昔、地中海から中近東、インドで採れるサヤの中の位置に関係なく重さがほぼ均一で1粒
が約 0.2g の黒色のいなご豆 (通称カロブ Carob, 学名 Ceratonia Siliqua) が分銅と
して使われました。 ギリシヤ語でこの豆をキャラテイオン(keration)と言い、いなご豆
1個=1カラットとなったと言われます。
古いカラットの単位は各国でまちまちでした。 フランスでは1カラットが 0.2055 グラム
であり、イギリスでは1カラットが 0.2053 グラムであり、エジプトでは 0.1917 グラム
といった具合にバラバラだったのです。 結局、1906 年に the Congress of Measures
and Weights に於いてカラットをメートル法に組み入れることになり、以降、順次各国で
1ct = 0.2g とするメートル・カラットが採用され、今日に至っています。

重さの表示方法


ダイヤモンドの重さはカラットで少なくとも 1/100 までの精度(小数点以下2桁以上)
で表します。
そのため、カラット数は少なくとも下3桁まで計ります。 下三桁は四捨五入でなく八捨
九入です。
ちなみに、1.00 カラットとはどんな重さでしょう。 0.2 グラムです。
実際の測量とその結果表示は、例えば 0.998 = 0.99 ct
                  0.999 = 1.00 ct
                  1.008 = 1.00 ct
                  1.009 = 1.01 ct となります。
すなわち、 0.999ct から 1.008ct までが 1.00ct として表示されます。
なお、日本の鑑定書は多くが下3桁まで表示しています。 表示桁数が多ければ正確かと
言えば、必ずしもそうは言えません。 むしろ不正確、不親切な場合もあるのです。
HRDの場合、実際にはデータとしては下5桁まで測定しますが、周りの温度、気象条件
などにより、0.00020 carat 程度の変動(誤差)が生じえます。 ですから、有効な数字
は下3桁です。 そこで、前述の八捨九入の原理で下2桁を表示しているのです。
事実、消費者にとって重要なのは下1桁程度で、下2桁あれば充分なのです。
逆に、下3桁の表示をするには下4桁目がある程度正確でなければ意味がありません。
日本の下3桁表示の場合には下4桁目が変動することを考えると、下3桁目は不正確と言えます。
なんでも細かく表示すればよいものではありません。 論理というものがあるはずです。
これも日本の特殊事情と言えるのかも知れません。

カラット以下の単位はポイントです。 1 カラットが 100 ポイントです。
例えば、1.50ct は1カラット(と)50ポイントと読みます。
小粒石で 0.25 カラット以下のものをメレーと呼びます。 それ以上のものはメランジと
いいます。
通常、50 個で 1 カラットの石は 50 個石(50 to the carat)と呼ばれます。
テンパーとはテン・パー・カラットの略で 10 個で 1 カラットつまり、10個石を意味し
ます。


ダイヤモンドの大きさと重さの関係


ダイヤモンドの大きさと重さの関係は、ダイヤモンドの比重が分かっていますから、体積
がでれば重量がでることになります。 体積はダイヤモンドの直径と高さによりおおよそ
得られます。

(高さ(mm)) x (直径(mm)) x (直径(mm)) x 0.0062 = カラット

が成り立つと言われ、一応ほぼ正確なブリリアント・カットであると仮定すれば、
おおよそ5パーセントの誤差で

(直径(mm)/6.42) x (直径(mm)/6.42) x (直径(mm)/6.42) = カラット

が成り立つと言われています。
ラウンド・ブリリアント・ダイヤモンドの直径と重さ(カラット)の関係はおおよそ次の
通りです。

         重さ : 直径                   重さ : 直径
        1.00ct : 6.42mm               4.00ct :10.19mm
        1.50ct : 7.35mm               5.00ct :10.98mm
        2.00ct : 8.09mm               6.00ct :11.67mm
        3.00ct : 9.25mm

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