出産は全くの個人の体験ですから、人によってずいぶん違うと思います。 すごく長かっ
た人、短く感じた人、大変だった人、楽だった人。 また、分娩にもいろいろなスタイル
があります。 これから何回かに渡って、個人の体験談をご紹介していきたいと思います
前回に続き分娩について紹介します。 今回は、座って出産する座位分娩についてです。
出産にも色々な方法があり、皆さんは担当の産婦人科の先生と相談して、出産方法を決
められたことと思います。 私もある程度出産についての知識があったつもりでしたが、
今回長男を出産した方法、アプトノミー法は知りませんでした。 初めて出産される方、
2子、3子をご計画の方、参考になさってください。
アプトノミー法は夫婦が一体となって、お腹の中にいる赤ちゃんとコンタクトをとり、
出産時に赤ちゃんが自力で産道を通って出られるよう助けてやるというのが目的です。
出産姿勢も座って分娩する、座位分娩です。
まず、5ー6ヶ月ごろから月一回講習を受けます。 最初は夫婦で、お母さんのお腹に
手を当て、子供に話しかけることから始まります。 赤ちゃんは親の手のぬくもりを感じ
て、手のある所に近寄ってきます。 回を重ねる毎に手の位置を上下させ、赤ちゃんがお
腹の中で上下運動できるよう助けてやります。 不思議なことに、手のある所へ赤ちゃん
が移動するようになります。 こうなったらしめたもの。 赤ちゃんとのコンタクトは、
大成功です。 しかしこれで終わりせはありません。 妊娠末期になると赤ちゃんが大き
くなるので、おなかのなかのスペースがなくなり、赤ちゃんがなかなか思うように動いて
くれません。 後期は忍耐が必要です。 妊娠終盤にはいると、陣痛を和らげるためのマ
ッサージ、出産時の姿勢等を学びます。 出産は夫がいすに座り、夫のひざに妻が座り、
この姿勢で出産です。
陣痛が始まると、赤ちゃんが産道にうまく入るよう、ただひたすら歩きました。 そし
て最終段階、痛みに負けず、お腹に手を当てて赤ちゃんに話すことに努めます。 お母さ
んだけでなく、赤ちゃんも狭い産道を通り抜けるのに苦しんでいるんです。 それを考え
ると痛みも和らぎます。 一度頭がのぞくと、あとは重力の法則に従って、スポット赤ち
ゃん誕生です。 へその尾は、お父さんが切ってくれました。
担当の先生いわく、アプトノミー法で誕生した子供は自律心が強いとか。 我が家の息
子はまだ7ヶ月。 しかしもうベッドの中でつたえ歩きをしています。 これもアプトノ
ミー法の効果でしょうか? 子供は出産時をちゃんと記憶しているそうですが、将来これ
は息子に聞いて確かめてみます。
アプトノミー法での出産には、夫の立ち会い(助け)が必要です。 出産時に立ち会う
ことに抵抗があるというお父さんもいらっしゃるでしょう。 私の夫は、妊娠中の私に嫉
妬していました。 というのも、私は子供の存在をお腹の中で常に感じ、母であることを
実感していましたが、夫は子供の誕生まで父親になることをおあずけでした。 しかしア
プトノミー法での出産で、2人でつくった子供を一緒にこの世に誕生させたという印象を
受け、とても喜んでいました。
最近忙しいおとうさん、次の出産は、お母さんと2人で。 誕生から子供の成長を見守
ってはいかがですか?
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